2004年の3月18日、近所の神社で家族のみの簡単な式を挙げ、
同年3月21日、なんと自宅の居間とレッスンスタジオで、
結婚披露パーティーをした私たち。 親戚のみの小さなパーティーだったが、
主人の友人でもあるフレンチの伊藤シェフの協力で、お料理の楽しめる
素晴らしい立食パーティーとなった。
それから1年。 この1年の間に、義父の死など色々とあった。
考えてみればお世話になった伊藤シェフにあれからご挨拶にもあがっていない。
これを良い機会にと、
伊藤シェフのお店へと足を運ぶ。
いつもお邪魔しているのは本郷のお店。
駒場のお店は昨年にオープンしたばかりで初めてお邪魔する。
東大のキャンバスの中にあり、ちょっとした緑に囲まれたところにある。
主人曰くブーローニュの森にあるフレンチを思わせるそうだ。
メニューは自分達で選ばない。 全てシェフの手にゆだねる。
そして、シェフのマジックが始まる・・・・
前菜のお皿から・・・
↑ヒナ鳥のロール。 ちりばめられたゼリーも美味。 イチジクが添えられている。
上に乗っているフレール・ド・セルが最後にアクセントを打つ。 美味しい。
鯛のサラダ仕立て。 鯛は軽く炙ってある。 お皿の淵にはバジル・ソースが。
まろやかで味わい深い。 バジルソースも美味しく、オリーブオイルに秘密が。
ホウボウのポワレだったお皿。 あんまり美味しそうでつい途中まで食べてしまう。
口惜しい! ホウボウは柔らかく上品。一緒に添えられていた野菜も
ホタテも美味だった。
鹿肉のスグリのソース。 コッテリズシリとしたものを想像していたのだが、
これが信じられないほど品が良い。
筆を走らせたように敷いてあるマッシュポテトや
お皿の両端に添えられた古代米が、安定感を演出。 マジックな一皿。
それからフロマージュを頂き、もうデザートは頂けないかもと言ったところ、
「見るだけで結構なんで、持ってきますよ」 とシェフ。
なんて心憎い! もちろんみんな頂きました。 美味しかった♪
それから広い店内を案内していただき、
バーカウンターで美味しいカクテルをいただいた。
夢のような幸せな夕べ。 心から感謝!
飲んだワインはシャトーヌフデュパープ。
良いお天気だったので、結婚1周年のカップルはこんな武装を。
花粉症はつらいよ・・・・・